中野建築システム株式会社


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中野建築システム(株)
取締役会長 中野 龍之


・1985年3月18日設立  代表取締役
・2007年4月27日    取締役 会長 就任


止まった世界史の針



 世界史の針は巻き戻るどころか、遂には止まってしまいました。



 新型コロナウイルスの蔓延により

 人々の往来が止まり、

 物流が止まり、

 世界経済が止まる・・・

 これが現実のものとなったのです。

 止まるということ―水の流れや空気の流れが止まれば、水は澱(よど)んでいき、空を飛ぶ鳥は風に乗ることができず己の力のみで飛び進むことを強いられる―それは、人々が自立し、流れや運に身を任すことなく動かなければならないことを意味します。

 これからの社会を生き抜くためには、過去にとらわれない未来へと進むこと、哲学的に表現するならば「時空を超える」ことが必要です。

 ラグビーの試合でボールをゴールラインの先へ送り切った時、野球の試合で客席へとホームランを打った時、自然と大歓声が上がります。「外へ」ボールを運んだ時に生まれるこの歓声と感動、これが「時空を超える」イメージと合致します。

 私どもが感銘を受けた哲学者たちに共通していることは、「数学」をたしなんでいるということに気付きました。パスカルやデカルト、近年では岡潔氏や森田真生氏といった人々です。彼らが求めた「数学」の中に、「時空を超える」ための手掛かりが隠れているように思えてなりません。

 このような社会であるからこそ、「数学」の世界への理解を深め、止まった時間の中で前へ前へと進む努力が今、求められています。



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